レインフォレスト・アライアンス
レインフォレスト・アライアンスとは、1987年地球環境保全のために熱帯雨林を維持することを目的に設立された国際NGO団体です。認証の主な内容は、『①熱帯雨林の日陰で育てること、②野生生物を保全すること、③化学肥料の使用を管理し、削減すること、④労働者に適切な労働条件を与え、地域社会全体が恩恵を受けること』です。森林や野生動物の保護、水資源や土壌などの保全、労働者の生活保障と環境向上、更には、地域社会全体が恩恵を受けること目指しています。
森林や野生動物などの自然環境を守るためには、そこに隣接している農園などの協力が不可欠です。いくら森林を守っても、そのすぐ隣にある農園が農薬をバラ蒔き、廃棄物で河川や土壌を汚せば、いつか森林も汚染されていきます。自然を守るために農園の協力を得て、更に、そこで働く人たちの労働環境を整え、子供たちの教育環境も整え、その地域社会全体が恩恵を受けることを目指そうという活動がレインフォレスト・アライアンスです。
様々な厳しい条件をクリアした農園のみが、レインフォレスト・アライアンス認証農園となれます。コーヒーだけでなく、カカオ、バナナ、オレンジなど様々な農作物がレインフォレスト・アライアンスに認証されています。これらの商品には、レインフォレスト・アライアンス認証マークを添付することが許可されています。
レインフォレスト・アライアンス認証マークには、アカメアマガエルのデザインが採用されています。アカメアマガエルは、自然環境に敏感な生き物で、環境が悪化すると他の動物よりも先に姿を消してしまうそうです。このマークには、アカメアマガエルが生活できる自然環境を守っていこうという思いが込められているそうです。
レインフォレスト・アライアンス認証の商品を選ぶことは、熱帯雨林を守ることに繋がります。