ルワンダ
キブベルト
ブルボン
ウォッシュド
ムルンドCWS

rwanda kivu belt bourbon washed murundoCWS

アフリカ・スペシャルティコーヒーの雄

 アフリカ大陸の中央、赤道の南側に位置しているルワンダ共和国は、「千の丘の国」と称される美しく平和な国です。マウンテンゴリラが生息するルワンダ共和国には、【肥沃な火山灰質の土壌】【年間約2,000ミリの豊富な雨量】【昼夜の寒暖差】【標高1500~2000mの高地栽培】といったコーヒー栽培に適した自然条件がそろっています。このような好条件の地域で、コーヒーの木は成長し、コーヒーチェリーはゆっくり熟成します。ルワンダ共和国のコーヒーの歴史は比較的新しく、1904年にドイツ人宣教師により持ち込まれました。その後、1930年からは各農家に70本のコーヒーの木の栽培を義務づけました。コーヒーはルワンダ共和国の経済の発展に重要な役割を果たし、現在でも輸出の第1位を占める重要な農作物となっています。2008年にアフリカ大陸で初めて開催された「カップ・オブ・エクセレンス」以降、ルワンダ共和国は、良質なコーヒーの産地として世界的に知られる様になりました。現在、スペシャルティーコーヒーの産地としては、アフリカの中でも一歩リードした存在になっています。しかし、小規模農家が多いルワンダ共和国では、ドライパーチメントを製造するセミウォッシュドと呼ばれるコーヒーが全体の70%を占め、誰がいつどの様にプロセスしたかが統一されていないコーヒーが多く、品質が安定しにくいのが実情です。

フラハ・ムゼアイ女史の熱い思いが作りあげた唯一無二のスペシャルティコーヒー

 このキブベルトというコーヒーは、フラハ・ムゼアイ女史が所有するムルンドCWS(Coffee Washing Station)で精製処理されたコーヒーです。フラハ・ムゼアイ女史は、スイスのフリブー??ル大学で経済学の修士号を取得し、ルワンダ大量虐殺後の祖国へ積極的に社会・経済貢献するために、2008年にムルンドCWSを設立したそうです。1994年、ルワンダでは部族間の闘争によって、当時の人口の10~20%のあたる100万人が、たった100日間で犠牲になったルワンダ大虐殺が起こりました。ルワンダにとってコーヒーは外貨を獲得するための重要な農作物でしたが、コーヒーの生産や流通システムなども全て崩壊し、10年近くルワンダ経済は止まりました。そこで、彼女は立ち上がりました。

rwanda kivu belt bourbon washed murundoCWS 「私たちの目標は最初から高品質のスペシャルティコーヒーを生産することでした。」と、彼女は言います。ルワンダでは、コーヒーの生産地と精製処理施設は連動していないのが一般的です。生産者たちは、精製するために収穫したコーヒーを精製処理施設まで時間をかけて運んでいます。数日後に精製ということも当たり前です。収穫後のコーヒーの実は驚くほどの速さで劣化が進みます。収穫して迅速に精製することが高品質コーヒーの生産に直結します。そこで、彼女はキブ湖のニヤマシュク地域に200エイカーの土地を購入し、9万本以上のコーヒーの木を植えました。ムルンドCWSを設立したことで、栽培・収穫・精製を連動させることにも成功しました。近隣の小規模400農家の発展を目指し、160人(80%は女性)の労働者を雇用し高品質コーヒー生産の基盤を作り、各農家から持ち込んだコーヒーチェリー(果実)もムルンドCWS精製しています。地域の各農家への指導や訓練なども行い、全てのコーヒー栽培の状況をコントロールし、高品質なコーヒーを生産することに成功しています。また、地域への医療援助も行っており、地域の人々が豊かになることを目指しています。

 アフリカの中央、ルワンダ西部に位置するキブ湖は標高1460mにあり、高地栽培のコーヒー精製には欠かせない条件のひとつ豊富な水源が備わっています。ニヤマシュク地域は、栄養豊富な火山性の土壌で、高湿な霧、ユニークなマイクロクライメット(微気候)など、スペシャルティコーヒーをつくるための条件が完璧なまでに整っています。コーヒーの品種はブルボンに統一され、精製されたパーチメントコーヒーはアフリカンベッドで丁寧に約1ヶ月かけ天日乾燥させています。徹底した品質検査と細心の品質管理、伝統的な精選により作りあげたコーヒーは、ユニークな香味を持った唯一無二なスペシャルティコーヒーだと言えます。

テイスティング ノート

ウッディでスパイシーな香味がユニークで、濃厚なコクと丸い苦味の中に飲み進めるとトロッとした甘味がじわじわ広がります。

甘味 ★★★★★★
コク ★★★★★★★
まろやかさ ★★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味  - 
苦味 ★★★★★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

生産者 ムルンドCWS
代表者 フラハ・ムゼアイ
エリア ギブ湖周辺ニヤマシュク
品種 ブルボン
プロセス ウォッシュド
標高 1500-1800m
オススメ焙煎 中深煎り