エチオピア
コールドブリュー2020
グジ ゲイシャ
ナチュラル
ゲレザ農園

ethiopia cold brew 2020

コーヒー発祥の地のコーヒー

 モカコーヒーとして親しまれているエチオピアは、北緯3度から14度、東経33度から48度に挟まれた東アフリカに位置するアフリカ最古の独立国です。雨量が多く、一面を森林が覆う熱帯雨林の広がる熱帯地方に位置してはいますが、その国土面積の大部分は標高2,000~3,000メートルのアビシニア高原が広がる涼しい高地で、年間平均気温は13℃と冷涼です。コーヒーの栽培面積は40万ヘクタールほどありますが、自生に近いフォレストコーヒーが中心の小規模農園がほとんどで、全体の約95%を占めているのもエチオピアの特徴です。高原に恵まれたエチオピアはコーヒー発祥の地であり、紀元前1000年にソロモン王とシバ女王により樹立されたソロモン王朝に源を発します。コーヒーの木が森の中や庭先に自生しているこの国には、1000年以上に渡る長いコーヒーの歴史があり、日本の茶道にも似たコーヒーセレモニーは生活に密着した文化となっています。
 エチオピア産、もしくはイエメン産のアラビカ種コーヒーは、モカと呼ばれています。モカとは、紅海に面したイエメンの小さな港町のモカに由来します。1628年のある日、オランダの商船がモカ港に立寄り、40袋のコーヒー豆を買い母国に持ち帰りました。これがヨーロッパ人が初めて買ったコーヒー豆で、その後、コーヒーは世界中へと広まりました。このモカ港の名前からモカ、アラビア半島の名前からアラビカ種、それぞれの名前が生まれました。当時はイエメンの対岸のエチオピア産のものも一緒に輸出されたため、エチオピア産のコーヒーもモカと呼ばれるようになりました。

新しく生まれた高品質エリアの稀少品種ゲイシャ

ethiopia cold brew 2020 エチオピアの主なコーヒー産地は、コーヒーの名前の由来だといわれている南西部のカファ、中東部のハラー、南部のジンマやシダモなどがあります。もともとグジ・エリアのコーヒー豆は、シダモAエリアのコーヒー豆として取引されていました。しかし、近年、その華やかでフルーティなフレーバーと爽やかな酸味が、他のシダモ・エリアのコーヒー豆より素晴らしく、高品質なため個別管理されるようなりました。そんなグジ・エリアで2014年に誕生したのが、ゲレザ農園です。ゲレザ農園のゲレザとは、この農園にも現れることもある東アフリカに分布するアビシニアコロブスというサルの学名コロブスゲレザに由来します。
 このコーヒーは、ゲレザ農園が特別に作っている稀少品種ゲイシャです。ゲイシャとは、2004年以後、スペシャルティコーヒーの世界で最も注目を集めている品種です。2004年にパナマで開催されたコーヒー品評会ベスト・オブ・パナマで、ボケテ地区のラ・スメラルダ農園が出品したゲイシャは、その魅惑的なフレーバーでセンセーショナルな世界デビューを果たします。エチオピア起源のゲイシャは、粒が大きく、細長い外観をしており、カップは非常に秀逸なフローラルなアロマと柑橘類を思わすフレーバー、驚くほどすっきりした甘味を伴った酸味が特徴的なコーヒーです。しかし、栽培が難しく、生産性があまりにも低いため、長い間まったく注目されることもなく、ほとんどが姿を消し忘れ去られた存在となっていました。コーヒーは、テロワール(育てる環境の土壌・気候・地勢)の影響を受けやすい農作物の1つです。「特別の気象や地理的条件がユニークな香気を持つコーヒー豆を育てる」という言葉は、スペシャルティコーヒーの基本概念です。ゲイシャの起源であるエチオピアの中でも特別な香味を持つグジ地区で育ったゲイシャです。グジのゲレザ農園のテロワールが、この土地特有の性格を与え、パナマのラ・エスメラルダ農園とは全く性格の違うゲイシャを完成させました。

コールドブリュー(水出し)専用に焙煎

ethiopia cold brew 2020こだわりの焙煎方法によって、香りが高く、まったりとした甘味のあるコールドブリュー(水出し)専用に作りあげました。



美味しい水出しコーヒーの作り方は、コチラのページをご覧ください。

テイスティング ノート

エチオピアのグジのテロワールで育てられた稀少品種ゲイシャです。パナマ エスメラルダ ゲイシャとは全く性格の違うこのコーヒーを、スッキリした苦味と心地良い甘味のコールドブリュー(水出し)専用に仕上げました。

甘味 ★★★★★★★
コク ★★★★★
まろやかさ ★★★★★★★★
香り ★★★★★★★★
酸味  - 
苦味 ★★★★

★印8段階、オススメ焙煎でコールドブリュー(水出し抽出)した時の評価です。

コーヒー豆 データ

農園名 ゲレザ農園
農園主 イスラエル・デガファ
エリア グジ
品種 ゲイシャ
プロセス ナチュラル
標高 1350~1600m
オススメ焙煎 深煎り(水出し用焙煎)